2021年8月
アレオパゴスの丘―ギリシア
アテネの中心、アゴラの南にある石灰岩の丘。この上に評議所が建っていた。「イエスと復活について福音を告げ知らせていた」(使徒17:18)。これを聞いた人々はパウロを評議所に連れてきて、新しい教えがどんなものか説明を求める。評議所は裁判所であり、アテネの宗教を守り監督する機関であった。この丘に登る石段の右側の岩に、パウロの演説(使徒17:22~31)を刻んだ銅板がはめ込まれている。
撮影:横山 匡
横山 匡 プロフィール
1937年高知県に生まれる。53年キリスト教に入信。84年に1年間イスラエルに滞在し写真撮影に専念。92年フリーカメラマンとして独立。「横山フォトライブラリー」開設。聖書の舞台を中心に世界各地で取材活動を展開中。
著書
「イスラエルに見る聖書の世界」旧約編、新約編。
「トルコ・ギリシア聖書の世界」使徒行伝編。
「イスラエル花景色」 以上(ミルトス)。
「目で見る聖書の時代」月本昭男氏と共著。(日本キリスト教団出版局)。
「アダムの青春と魚」「海はワイン色」「遥かなるパン」池田裕氏と共著。
「新聖書植物図鑑」廣部千恵子氏と共著。 以上(教文館)
写真集「ガリラヤの春」「波濤を越えて」「荒野の果てに」 以上(小堀グラフィックス)
他多数。