第1回 聖書動画コンテスト・アワード 2016

VIDEO CLIP COMPETITON 2016

第1回聖書動画コンテスト・アワード」が2017年1月9日(月・祝)、ヤマハ銀座スタジオにて行われました。「第1回聖書動画コンテスト2016」は聖書の言葉、内容に着想を得て作られた、オリジナルの聖書動画作品を2016年4月から10月まで募集し、合計67(24+43)本の映像作品が寄せられました。11月中に社内選考と外部からの3名を加えた審査委員4名で一般動画部門7作品、クリエイティブ動画部門13作品、合計20のノミネート作品及び、審査委員審査によって入選作を選出いたしました。「第1回聖書動画コンテスト・アワード」では、ノミネートされた20作品の上映と表彰が行われました。

授賞式の様子

クリエイティブ最優秀賞表彰
クリエイティブ最優秀賞表彰
会場の様子
会場の様子
審査員コメント
審査員コメント

動画レポート

提供:CGNTV
提供:CGNTV (YOUTUBEサイトを開きます)

第1回 聖書動画コンテスト2016 結果発表

クリエイティブ動画部門

最優秀作品賞

Love your neighbor

聖隷クリストファー高校・放送部

関連聖書箇所:イザヤ46:3-4

作品に込めた思い:本校はキリスト教主義の学校です。毎朝、礼拝があったり、比較的聖書に触れる機会は多いのですが、クリスチャンの生徒は少なく、ほとんどの人が高校入学後、初めて聖書に触れています。私たち放送部員は、聖書のどの部分を取り上げるか悩みましたが、結局、本校の建学の精神である「自分のようにあなたの隣人を愛しなさい」という言葉を選びました。この言葉は重く、大きな言葉です。悩んだ末に出した作品の方向性は、背伸びをせずに自分たちの日常を題材にすることでした。小さな一歩を踏み出すことの難しさや大切さが伝われば幸いです。

受賞者コメント:最優秀賞をいただき光栄です。聖書に親しんでもらうためには、どのような作品が良いのか、たいへん悩みました。この作品をご覧になった方々が、聖書に関心を持っていただけたら幸いです。ありがとうございました。


優秀賞

いと高き神に

森 大輔

関連聖書箇所:イザヤ46:3-4

作品に込めた思い:讃美歌『いと高き神に』を主題に、音楽と美術の調和を目指して制作をしました。パイプオルガンの荘厳な音色と讃美歌の歌詞の世界によって、観る人が聖書の世界に思いを馳せることができればと考えています。

日本基督教団讃美歌委員会著作物使用許諾第4168号

優秀賞

風と光と聖書と私

熊谷 武洋(山口大学教員)

関連聖書箇所:ヘブライ11:1

作品に込めた思い:本作品は、とある大学生の心情表現という形式を採って制作しました。聖書の言葉が、その人の心の中に染み入り、素晴らしいものとして輝きを放ち始める可能性が萌芽するという状況だけを未信者側の立場から描きました。同様に作中の御言葉(ヘブル11章1節)には、モノローグの語り手が偶然という形をとった導きにより見出したという意味合いを与えるため、あえて引用箇所を特定する章節は記載しませんでした。十字架や碑の映像は、地元である山口市内の各教派の教会や墓苑、風景は秋吉台とサビエル記念公園、音楽は制作代表者本人による作曲演奏です。作品題目は、神の言葉は風のように遍く光のように在るものという意を込めてつけました。

U18作品賞

アーメン!?

松蔭中学校・高等学校 放送部

関連聖書箇所:創世記

作品に込めた思い:私たちの学校は、キリスト教主義の中高一貫校です。日常的に礼拝が行われ、「アーメン」という言葉を口にします。しかし、よく考えてみると、この「アーメン」という言葉に、どのようみな意味があるのか、わかっていませんでした。校内外でインタビューしてみると、ほとんどの人が、私たちと同じようにこの言葉の意味を理解していませんでした。そこで、「アーメン」の意味について調べ、みなさんに知っていただきたいと思い、この作品を制作しました。

アート作品賞

footprint

関西学院高等部 宗教部(阿部恵也、中岡尚哉)

関連聖書箇所:イザヤ46:3-4

作品に込めた思い:このサンドアートは「footprints~あしあと~」という詩をもとに、自分たちなりのひとつの物語を描いたものです。
構想、練習、制作、編集、全てが初めての作業で、完成までに長い時間を費やしました。この詩は、いつも私たちと共に歩んでくださるイエス様は、私たちが本当に辛い時、私たちを背負って歩いてくださっているのだということを伝えています。イエス様がいつも私たちに注いでくださっている大きな愛、特に「共に」という言葉のイメージを、サンドアートが持つ暖かみを使って表現しました。映像を通して、イエス様の背中のぬくもりが伝わればと願っています。

スマイル作品賞

善をもって悪にかちなさい

ニシ ネイスン

関連聖書箇所:ローマ12:21

作品に込めた思い:「いじめ」について考える機会になればと思い、子どもたちのためにこの動画を作りました。言葉や身体的暴力などの直接的ないじめだけでなく、相手の容姿、得意不得意、人種などを理由に避けたり、その傍観者でいたりすることも間接的に相手を傷つけていると知って欲しいです。特に子どもは、このような間接的ないじめを上手に表現し訴えることができない傾向があります。この動画では、いじめのサイクルを断つには、誰かが善をもって悪に勝つ!立ち向かう必要性があることを訴えています。いじめはどこへ行ってもあります。だからこそ、「善をもって悪にかちなさい」という聖書メッセージが子どもたちの心深くに伝わって欲しいと願っています。

特別審査賞

善き飼い主

TLCCC東京アンテオケ教会映像部

関連聖書箇所:ルカ15:4-7

作品に込めた思い:人が救われた時の神様の喜びを表現できたらと思い、製作しました。


奨励賞

From Beginning to Eternity - 始まりから永遠まで

藤山 恵

関連聖書箇所:ヨハネ14:6

作品に込めた思い:「草の葉の柔らかさ。太陽の光の温かさ。生きているものすべての不思議。花の静かな息づかい。これら全ては本当にただ偶然出来たものなのだろうか?」そんな疑問から始まるこの物語。世界の始まりはどのように起きたのか?なぜキリストは地上に来なければならなかったのか?聖書が教えるいつまでも変わらないものとはなにか?そんな疑問にわかりやすく答えるショートムービーです。聖書の中の創造から堕落、イエス様の御降誕、そして十字架上での救いまで分かりやすくまとめました。できるだけ多くの人が神の愛を知り、それを受け取れるようにという祈りをこめてこの作品を制作しました。

奨励賞

愛の代価

永田 道生

関連聖書箇所:ホセア3:2、ローマ5:8

作品に込めた思い:クリスチャンホームに生まれ、幼い時から神様の存在は信じていました。けれども、キリスト教は、自分にとって一つの宗教でしかありませんでした。自分が悔い改めれば、神様に受け入れてもらえる、愛してもらえると思っていました。しかし、天地万物の想像主である神が、イスラエルの民と契約を結び、どんなに偶像礼拝にはしっても、神様の契約を守る忠実さ故に、必ず救いをもたらしてくださったことを知ったとき、私が神を求めていたのではなく、神が私を求めて代価を払ってくださったのだと知りました。聖書のどこの書を読んでも、神様からのラブレターだということを伝えたく、小預言書を選びました。一人でも多くの方に、聖書に親しみを持ってもらいたいという思いを込めて、今回の作品に取り組みました。

奨励賞

神の創造

Center River K

関連聖書箇所:創世記第1章

作品に込めた思い:今日まで多くの人々に影響を与えてきた聖書がテーマというプレッシャーもありましたが、このような機会が与えられことに感謝しています。今回は創世記第1章を題材に映像を作らせていただきました。創世記第1章は神が天地を6日間で創造されるという非常に偉大で神秘的な、私の好きな箇所だからです。3分間という短い時間の中に6日間の創造の過程の全てを詰め込むことに苦心しましたが、その甲斐あって作品全体のテンポが良くなったように思います。映像はほとんどコンピュータで作成しました。まだまだ自分身の技術不足で表現の幅に限界があると感じていますが心を込めて作成させていただきましたのでどうぞよろしくお願いします。

奨励賞

天地創造

西阪 透映

関連聖書箇所:創世記第1章

作品に込めた思い:部活動の友人と面白そう!ということで応募させて頂きました。天地創造を面白おかしく、壮大なスケールでお送りします。中学生男子でも聖書に興味を持って頂けるような作品になりました。

奨励賞

つなぐ

五十嵐 邦延

関連聖書箇所:一コリント12:26,27

作品に込めた思い:私たちはなぜ生まれたのか。その答えは聖書の中にある。神はご自分のかたちに似せて人を造られた。それはご自分と同じように交わりと愛の中に生きてほしいと願われたから。キリストに立ち返り、その愛に捕らえられる時、私たちは神につながることができる。またその愛はキリストを信じる人々を結び合わせる。神の愛につながり、その愛により他者とつながりキリストの体を建て上げる、そのためにキリストは私たちの罪を背負い、十字架にかかって死に葬られた。キリストを受け入れるなら、引き離されることの決してない神の愛と交わりの中に留まることができる。そのことを思い神の愛につながる人が起こされるよう祈り、この作品を作りました。

奨励賞

聖書の旅

ミカエル

関連聖書箇所:ヨシュア1:9

作品に込めた思い:昨年4月に、三週間旅したイスラエルとパレスチナの映像を元に作成しました。作品は、「光」の映像をを多用しているため、それと関連する聖句を挿入しております。また、見所としては、3泊4日かけてナザレからカフェルナムまで歩いた "JESUS TRAIL" の最終日で撮影する機会に恵まれた、ガリラヤ湖からのサンライズのシーンです。この地域への渡航は一般的に危険と言う認識が強く、懸念する人が多いと思われますが、今回の動画がきっかけで、聖書の舞台に興味を持って頂く人が増えれば、嬉しく思います。


一般動画部門

最優秀作品賞

主はあなたの道筋をまっすぐにしてくださる

青山みどり会(野村まりあ)

関連聖書箇所:箴言3:6

作品に込めた思い:本当はこんなことがしたいのに、その一歩を踏み出すのが怖い。自分の歩みたい道と現実が全然違う!そんな経験をしたことはありませんか?この動画では様々な人が主人公です。横道に逸れる人もいれば、まっすぐ歩き続ける人もいる。それはその人にしか作れない人生です。大きな成功を収めるときもあれば、立ち直れないほどの挫折を経験することもあります。しかし、私たちの近くにはイエス様がいます。イエス様の存在を忘れずに歩み続けること、それが自分の道を作る第一歩ではないでしょうか?


佳作

ダビデダンス踊ってみた

Haction!!! Project

関連聖書箇所:サムエル記下6:14

作品に込めた思い:朝日に照らされた宗谷丘陵を目の前にして「主の御前でダビデは力の限り踊った」というシーンを再現したくなりました。ダビデも神の恵を実感した時、喜びに満ち溢れ、力の限り踊ったことと思いますが、出演者自身もそんなダビデの心情と一体化するくらいの気持ちで力一杯踊りました。しかし、このような雄大な自然という背景がなければ、ここまで全力では踊れなかっただろうと思います。北海道は創造の業を思わされる場所の多い所ですが、特にこの時は朝日の美しさもあいまって壮観でした。

佳作

求めなさい。そうすれば、与えられる。

青山みどり会(豊田 美夢)

関連聖書箇所:マタイ7:7-8

作品に込めた思い:青山学院大学の学生が、日ごろから励まされ、勇気づけられている聖書箇所をテーマに動画を作りました。「求めなさい。そうすれば、与えられる」からはじまるこの箇所を、自分たちの経験に基づいて表現しています。BGMの音楽は、伴奏・合唱ともに出演している学生らによるものです。動画を作っている時、この箇所にまつわる一人一人のエピソードを分かち合った時の喜びは、神さまの恵みそのものでした。初心者ながらに、皆で作ったとても大切な動画です。私たちが受けた神さまの恵みが、少しでも多くの見た人に伝わればいいなと思います。

佳作

忙しいあなたへ

グラン

関連聖書箇所:コヘレト3:9~15

作品に込めた思い:私にはむもうすぐ2歳になる息子がいます。慣れない異国の地で夫以外に頼れる人がいない中で、初めて育児に時に心が折れそうになりながらも何とか毎日を過ごしています。そんな中で朝いつもより朝早起きしてこの動画制作をすることは、辛いよりむしろ楽しく、聖書の言葉に心癒され幸せな気持ちでありました。聖書の「コヘレトの言葉」を引用させていただいたのは、まさに心にしっくりきた部分であったからです。この言葉は、忙しい時こそ生命の創造や自然の営みに思いを馳せることで、いかに自分がちっぽけなことに七転八倒しているのか気づかせてくれました。忙しい日々を送る一人でも多くの方の心が、少しでも癒されるよう願いを込めて。

特別審査賞

「風や湖さえも」(Even the Winds and the Waves)

糟谷理恵子(山梨英和中学校・高等学校教員)

関連聖書箇所:マタイ8:23~27

作品に込めた思い:コンテストのチラシを見て、ぜひ生徒たちに挑戦してほしくて見本を作り応募しました。なるべく単純な図柄で分かりやすい作品にしようと嵐と凪の場面を選びました。昔のアニメーションのような雰囲気を出すため抑えた色調を使い、テキストはグリーンスクリーンで重ねてにじんだ感じにしました。聖句に注目してもらえるよう、読みやすさにこだわった反面、内容に沿った讃美歌の手作りBGMと、波と舟の動きで、字が読めなくても繰り返し楽しんでいただけたら嬉しいです。

奨励賞

試練

坂本 愛里

関連聖書箇所:一コリント10:13

作品に込めた思い:私が通っている山梨英和中学校は山梨県唯一のミッション系女子校です。毎日の礼拝や週に一度の聖書の授業で聖書を学んでいます。たくさんの牧師先生や学校の先生方に話をして頂いて毎日を生活しています。今回選んだ聖書の箇所は、私が一番好きな箇所です。どんな試練でも神様は逃れる道を備えて下さっているという事は、いつでも神様は私達を見守って下さっているという事です。私はこの聖書の箇所を読んで、改めて神様に感謝しなければならないと思いました。同時に「試練」とは神様からの賜物なんだと思えば耐えられない事はないと考えるようになりました。これからもどんな試練にあっても神様を信じ色々な事に挑戦し続けていこうと思います。

奨励賞

歩み

水谷 雅男

関連聖書箇所:一コリント10:13

作品に込めた思い:人の歩みは決して、まっすぐではなく、曲がり、立ち止まり、あるときは引き返したりしながら、進んでいきます。悩み、考え、うろたえながら日々を過ごしていかざるおえませんが、その道を神様は、まっすぐにされ、生きづらさを、励まし、癒してくださります。神様の言葉を信じて歩む喜びを自分自身も身につけて生きたいと思います。そんな思いのきっかけをビデオで表現してみました。