日本聖書協会共同訳 講壇用聖書
オランダのフォプマ・ヴィエール製本所はヴィッツェ・フォプマ氏がオランダ北部・ヴィエール村に持つ工房で、特殊製本の出版物をドイツ国内のみならず、日本などの海外から多数請け負っています。フォプマ氏は、欧州の伝統的な手工芸としての製本方法と現代の技術を融合し、美術作品ともいうべき数々の本を製作しています。
印刷工程を終えた聖書の本文(ブックブロック)は、小口の三方金を付ける作業のためにフォプマ氏自身がスイスアルプスの北側にあるシュメリコンという町まで片道905キロ、約10時間をかけて車で持ち込み、作業完了後に大切に持ち帰ってから最後に革表紙を付ける作業を行うといいます。