新翻訳聖書事業について
2009年12月の日本聖書協会理事会において、新しい翻訳事業を始めることが決定されました。2010年夏より8年間の翻訳作業を経て、『聖書 聖書協会共同訳 引照・注付き』、『聖書 聖書協会共同訳 旧約聖書続編付き 引照・注付き』が、2018年12月に発行されました。
新翻訳の特徴
1. カトリックとプロテスタントの18の教派・団体が参加する「共同訳」です。
2. 礼拝での朗読にふさわしい、格調高く美しい日本語を目指しています。
3. 新共同訳以後四半世紀の聖書学の研究成果が活かされた翻訳です。
小冊子をダウンロードできます。
参考書籍
『New聖書翻訳』No.8(2022.10)
「ヨハネ黙示録22:2の解釈と翻訳をめぐって」住谷眞ほか、小林進、髙橋洋成、吉田新、飯島克彦の論文を収録。
●A5判 96頁 ISBN978-4-8202-9283-8 本体1,200+税
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『New聖書翻訳』No.7(2021.10)
「聖書協会共同訳における旧約の訳語目録稿(2)」髙橋洋成ほか、浦野洋司、住谷眞、吉田新、遠藤佳那子の論文を収録。
●A5判 紙装 140頁 ISBN978-4-8202-9281-4 本体1,200円+税
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『New聖書翻訳』No.6(2020.7)
「聖書協会共同訳における旧約の訳語目録稿(1)」髙橋洋成ほか、柊曉生、住谷眞、吉田新の論文、春日いづみ、岡野絵里子のエッセイを収録。
●A5判 紙装 102頁 ISBN978-4-8202-9276-0 本体1,200円+税
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『聖書 聖書協会共同訳 発行記念 講演集』(2019.6)
『聖書 聖書協会共同訳』が発行されたことを記念して2019年2月22日、23日に開催された講演会、奉献式説教、公開講演を収録。『聖書 聖書協会共同訳』の魅力と、繰り返し行われる聖書翻訳という行為の奥深さについて知るための格好の書。
●A5判 紙装 64頁 ISBN978-4-8202-9271-5 本体500円+税
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『New聖書翻訳』No.5(2019.5)
岩本潤一「『聖書 聖書協会共同訳』――回顧と展望」ほか、髙橋洋成、樋口進、住谷眞、吉田新の論文、戸田聡、佐藤裕子のエッセイを収録。
●A5判 紙装 94頁 ISBN978-4-8202-9270-8 本体1,200円+税
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聖書 聖書協会共同訳について(2018.12)
2018年12月に日本聖書協会が31年ぶりに発行する聖書の新訳『聖書 聖書協会共同訳』を、発行の経緯、 翻訳プロセス、翻訳の特徴の3つの観点から紹介。「翻訳方針前文」「翻訳者・編集委員・検討委員・外部モニター一覧」も巻末に掲載。
●A5判 紙装 24頁 ISBN978-4-8202-9265-8 本体100円+税
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『New聖書翻訳』No.4(2018.7)
「脇の問題―創世記2 章 21-22 節のツェラー」柊暁生ほか、石川立、住谷眞、石黒圭、吉田新の論文、大澤香のエッセイを収録。
●A5判 紙装 94頁 ISBN 978-4-8202-9265-4 本体1,200円+税
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『New聖書翻訳』No.3(2017.8)
小友聡の講演、浦野洋司、髙橋洋成、小林進、住谷眞、吉田新の論文、柴崎聰のエッセイ、資料「聖書翻訳におけるプロテスタントとカトリックの共同作業のための指針(1987年改訂版)」を収録。
●A5判 紙装 94頁 ISBN978-4-8202-9253-1 本体1,200円+税
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『New聖書翻訳』No.2(2015.12)
講演「それでも新聖書翻訳」津村春英ほか、飯謙、阿部包、辻学、石黒圭、吉田新の論文、松永美穂のエッセイを収録。
●A5判 紙装 94頁 ISBN978-4-8202-9239-5 本体1,200円+税
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『New聖書翻訳』No.1(2014.5)
新翻訳事業の翻訳者である聖書学者や日本語学者の研究成果を、論文、講演、エッセイの形で収録。聖書に関心のある方だけでなく、広く翻訳に関心のある方にお勧めします。執筆者:和田幹男、大島力、小林進、石川立、石黒圭。
●A5判 紙装 82頁 ISBN978-4-8202-9234-0 本体1,200円+税
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聖書事業懇談会講演録2
2016年3月から2018年4月にかけておこなわれた新翻訳事業翻訳者、編集委員による4つの講演を全文収録。新翻訳事業の概要、特徴について学ぶことができます。
●A5判 紙装 111頁 ISBN978-4-8202-9266-1 本体400円+税
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聖書事業懇談会講演録1
2014年5月から2016年3月にかけて行われた新翻訳事業翻訳者、編集委員による6つの講演を全文収録。新翻訳事業の概要、特徴について学ぶことができます。
●A5判 紙装 111頁 ISBN978-4-8202-9259-3 本体400円+税
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聖書協会共同訳ニュース
最終更新日 : 2018年12月7日
『聖書 聖書協会共同訳』が完成しました
新翻訳事業が、正式に理事会に承認されたのは、2009年12月でした。その後、関連教派と団体から推薦された先生方に、翻訳者や編集委員などになっていただいて、翻訳者オリエンテーションを開いたのが2010年の夏です。その直後から翻訳実務が開始しました。それぞれの働きでお忙しい先生方が、厳しい原稿締め切りに追われながら、多くの時間と知恵と思いを注いでくださったおかげで、8年という短い時間で出版に至りました。
販売面ですが、予約も多く、販売は順調な滑り出しです。2020年は、引照・注なしの小型(A6判)、中型(B6判)聖書に加え、ウェブバイブル(利用料:年間550円〜)も開始しました。
『聖書 聖書協会共同訳』は、様々な点で、過去の邦訳よりも前進した翻訳聖書ですが、足りない点や問題点があると思います。今後は多くの方々が読まれるなかで、問題点を指摘する声があがってくることでしょう。それに丁寧に対処していくことが、今後の課題となっていきます。
聖書協会共同訳 翻訳事業基礎資料
以下に挙げているのは、当翻訳事業について述べられている文章で、読んでいただけますと、当事業の概要と特徴をご理解いただけると思います。
翻訳方針前文
諸教会の代表が集まって決めた翻訳方針の基礎となるものです。
新翻訳事業翻訳者・編集委員一覧
(2018年4月24日更新)
ソア32号の特集「聖書の翻訳とは」
新翻訳事業の基礎となる考え方が書かれています。
ソア35号の特集「新しい聖書翻訳事業に向けて」
新翻訳事業開始にいたった経緯と大まかな方針が書かれています。
ソア41号の特集「新翻訳事業 ― 標準(Standard)となる
日本語訳聖書を求めて」
今回の事業の最大の特徴が、述べられています。
ソア45号の特集「『聖書 聖書協会共同訳』その背景と特徴」
聖書協会共同訳の幾つかの特徴的な事例を紹介しています。
ソア46号の特集「変わらない言葉を変わりゆく世界に」31年ぶり新翻訳『聖書 聖書協会共同訳』完成」
2018年12月、『聖書 聖書協会共同訳』が発行されました。事業の経過報告と携わってきた方々による新しい聖書に寄せる期待を紹介しています。