2022年8月
死海の塩
海面下約422m、世界で一番低いところにある塩湖。半年間1滴の雨も降らない乾季の終わりの9月頃には、水面上に塩の結晶が一面に見られるようになる。創世記14・3で「塩の海」と呼ばれている。また、「アラバの海」(ヨシュア記3・16)「東の海」(エゼキエル47・18)とも呼ばれている。ヨルダン川から流入する水はあるが、流出するところがない。強い日差しで蒸発するので、塩分濃度は35%にもなる。リュウマチや皮膚病の治療に適しており療養に来る人が多い。
撮影:横山 匡
横山 匡 プロフィール
1937年高知県に生まれる。53年キリスト教に入信。84年に1年間イスラエルに滞在し写真撮影に専念。92年フリーカメラマンとして独立。「横山フォトライブラリー」開設。聖書の舞台を中心に世界各地で取材活動を展開中。
著書
「イスラエルに見る聖書の世界」旧約編、新約編。
「トルコ・ギリシア聖書の世界」使徒行伝編。
「イスラエル花景色」 以上(ミルトス)。
「目で見る聖書の時代」月本昭男氏と共著。(日本キリスト教団出版局)。
「アダムの青春と魚」「海はワイン色」「遥かなるパン」池田裕氏と共著。
「新聖書植物図鑑」廣部千恵子氏と共著。 以上(教文館)
写真集「ガリラヤの春」「波濤を越えて」「荒野の果てに」 以上(小堀グラフィックス)
他多数。