2020年6月
ミレトスの港
パウロが最後のエルサレム行きの際、このミレトスの港に上陸し、エフェソ教会の長老たちを呼び寄せて別れを告げた(使徒20.17~38)。メアンデル川が上流から運んだ泥がミレトス港を埋め尽くし、現在では9kmも海から遠ざかってしまった。ローマ時代には壮大なギリシア式港湾都市として繁栄していた。港の記念モニュメントが丸く囲まれた中に建ち、その奥の写真中央部分にユダヤ教会堂があったと伝えられている。
撮影:横山 匡
横山 匡 プロフィール
1937年高知県に生まれる。53年キリスト教に入信。84年に1年間イスラエルに滞在し写真撮影に専念。92年フリーカメラマンとして独立。「横山フォトライブラリー」開設。聖書の舞台を中心に世界各地で取材活動を展開中。
著書
「イスラエルに見る聖書の世界」旧約編、新約編。
「トルコ・ギリシア聖書の世界」使徒行伝編。
「イスラエル花景色」 以上(ミルトス)。
「目で見る聖書の時代」月本昭男氏と共著。(日本キリスト教団出版局)。
「アダムの青春と魚」「海はワイン色」「遥かなるパン」池田裕氏と共著。
「新聖書植物図鑑」廣部千恵子氏と共著。 以上(教文館)
写真集「ガリラヤの春」「波濤を越えて」「荒野の果てに」 以上(小堀グラフィックス)
他多数。