第62回聖書和訳頌徳碑記念式典 講演「ギュツラフの聖書翻訳について」 渡部 満 氏 アーカイブ配信しました。

宣教師ギュツラフの聖書翻訳について」要旨

2023年10月3日
渡部 満 氏

わたしの話の趣旨は、どうして、ギュツラフが3人の日本人と一緒に翻訳した聖書が、後の聖書の日本語訳との関わりでは、それに対して内容的に重要な意味を持ち得なかったのか、あくまで、「最初」という地位にとどまったのか、ということです。それの原因は、日本語聖書の翻訳の主流とは立場が違ったことと、ギュツラフという宣教師の宣教方針とも関係があると思います。

・はじめに
・わたしの問い
・ギュツラフと3人の船員たちとの出会い
・ギュツラフ訳聖書の意義
・日本語訳聖書の主流
・キリスト教出版における聖書の位置